理事長挨拶
理事長 野宮浩平
当院のホームベージをご覧いただき、ありがとうございます。当院は岩見沢の中心部より、やや東の、三笠寄りに位置する精神科の病院です。外来と病棟に加え、精神障害者グループホーム「出愛の家」と認知症高齢者グループホーム「ふれ愛の家」を併設しています。
当院も含め、精神科を専門とする病院の病棟には、長期の入院を余儀なくされている統合失調症の患者さんが、多く入院されています。しかし、最近では、診断・治療手段の進歩や、社会資源の充実によって、また、高齢者が増えて若年者が減少すると根本的な人口動態の変化によって、長期入院となる統合失調症の患者さんはだんだん減ってきています。かわりに増加しているのが、認知症の患者さんです。
特に、岩見沢を含めた南空知地区は、今後人口に占める高齢者の割合が急激に増加すると見込まれている地域です。その背景をふまえると、地域の様々な病院と連携をとりながら、認知症を早期に診断・治療し、そして認知症各患者さんのステージに沿って、適切な治療や環境の調整を提案していくことが、今後当院に与えられた中心的な役割ではないかと考えています。
これからも当院では、急性期や慢性期の統合失調症、うつ病をはじめとした種々の精神疾患への対応力を損なうことなく、認知症への対応力を重点的に向上すべく、様々な取り組みを行っていきたいと考えております。
各部門の紹介
精神疾患により生活に障がいを持った方々に対し、個別あるいは集団生活を通して他者との関わり方や、運動・創作・日常生活に関連するものまでを利用して行います。
作業療法の目的は精神機能の向上、対人関係能力の改善、作業能力の改善などを図ります。
ご相談の際には、事前にお電話等でご連絡いただくことで、よりスムーズなご案内ができます。
受診についてのご意見や、医療費に関する不明な点などございましたら、何なりとお気軽にお申し付け下さい。
優しい看護」と目標を掲げています。
入院という特殊な環境で患者様は多くの我慢の中で病気の回復を目指していますので、私たちは患者様に少しでも快適に過ごしていただけるようにとの思いから「自由を制限しない」つまり身体拘束や行動の制限を行わない看護実践に取り組んでいます。
施設基準等一覧
- 精神病棟入院基本料(精神入院)
- 看護補助加算2(看補)
- 夜間看護体制加算
- 認知症治療病棟入院料1(認知1)
- 認知症夜間対応加算
- 特殊疾患病棟入院料2(特疾2)
- 精神科身体合併症管理加算(精合併加算)
- 医療保護入院等診察料(医療保護)
- 精神科地域移行実施加算(精移行)
- 重度認知症デイケア料(認デ)
- 薬剤管理指導料(薬)
- 看護配置加算(看配)
- CT撮影及びMRI撮影(C・M)
- 精神科作業療法(精)
- 入院時食事療養1(食)
- 後発医薬品使用体制加算1(後発使1)
- 外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)(外在ベⅠ)
- 入院ベースアップ評価料16(入ベ16)
- 指定自立支援医療機関
- 生活保護法指定医療機関
- 指定難病医療機関
- 労災保健指定医医療機関
- 原爆被爆者指定医療機関
病棟案内
第一病棟
認知症治療病棟
対象を認知症の方に限定した、認知症治療病棟です。生活機能の維持・ 改善を目標として、様々なレクリエーションを行ったり、徘徊や妄想、などの周辺症状への対応を行います。
第二病棟
特殊疾患病棟
特殊疾患病棟2として、令和元年5月に施設基準の届出を承認され、長期にわたり療養が必要な重度の肢体不自由者・重度の障害者が約8割程度入院する病棟です。
第三病棟
精神一般
様々な精神疾患の患者さんが対象ですが、こちらは多くの個室を有し、急性期の精神症状を抱えた患者さんが多く入院されています。緊急の入院の際にはまずこちらの病棟に入院することが多く、病状の変化に応じて、他の病棟に移動して、療養したり退院を目指すことがあります。