ステイホームの有効活用術

自宅でできる簡単ストレッチ vol.2

当院の作業療法士おすすめの簡単ストレッチをお届けします。
今回は「腰痛予防 第2弾」です。

まずは梨状筋のストレッチです。
梨状筋とは脊椎の下の方にある三角の骨(仙骨、または尾てい骨)の前面から大腿骨上端の突出した部分(転子)に伸びている筋肉です。
通常は柔らかい筋肉ですが、負担がかかって硬くなると、お尻に痛みを起こしたり、そばにある坐骨神経をつぶしてしびれが出ることがあります。

足を伸ばして座った状態で足を交差させます。
そのまま膝を曲げて胸をはり、20秒から40秒キープします。

そのまま左右に倒して、それぞれ20秒から40秒キープします。

最初に戻り、交差する足の上下を入れ替えて行います。
これでお尻の横が伸びた感じになります。
体が硬い人は無理に倒さず、できる範囲で大丈夫です。

次に、広背筋のストレッチです。
広背筋は背骨(第7胸椎から下すべて)と骨盤、肩甲骨、肋骨から上腕骨に向けて走行している幅の広い筋肉です。 開いた腕を閉じる、後ろに持ち上げる、引っ張る動作のときに力を発揮します。

四つん這いになり、少し手を前に出して背中を伸ばします。
この時、お尻の位置を変えないように注意して下さい。
伸ばした姿勢で30秒キープします。

背中が伸びていることを意識して下さい。

次に、片方の手を体の下に入れます。

支えている手と直角になりようにして、そのまま30秒キープします。
反対側も同じようにします。

前回のストレッチと併せてやるとより効果的です。
雨の日が続いていますが、おうちの中で体を動かして、健康的な毎日をお過ごしください。