つむぎ便り

雛人形を飾りました

3月の活動プログラム

今年はうるう年で2月は1日多い年ですが、もう終わりに近づきました。
先日までの暖かさが夢だったように思うほど、また寒い日々に逆戻りしていますが、暦の上ではもう春です。

利用者のご家族様から、とても立派な雛人形を寄贈して頂き、早速みんなで飾りつけをしました。

立派なひな壇に戸惑いながら設置しています

男性スタッフはひな壇の写真を見ても、なかなか所定の場所に設置できず、おろおろしながら飾り付けています。
現代ではなかなか7段のひな壇を飾るおうちも少なくなり、お内裏様とお雛様くらいしか分からない人も増えているようです。

ひな壇の数は3段、5段、7段の3種類が多くみられ、飾る人形の数は5人、7人、15人といずれも奇数です。
これは中国の陰陽道が関係しています。
陰陽道では奇数を「陽の数」、偶数を「陰の数」としてきました。日本には五節供がありますが実は陰陽道の考えを反映したもので、1月7日は人日の節供(七草の節句)、3月3日は上巳の節供(桃の節句、雛祭り)、5月5日は端午の節供(菖蒲の節句)、7月7日は七夕の節供(笹の節句、七夕)、9月9日は重陽の節供(菊の節句)と同じ奇数が重なる日をおめでたい日と定めているのです。これらの事から、雛人形の段の数もその考え方に従い、3・5・7の段飾りが多く見られるのです。

みんなで協力してなんとか飾り付けました

1段目にお内裏様とお雛様、2段目に三人官女、3段目に五人囃子、4段目に随身と呼ばれる右大臣と左大臣、5段目に仕丁という泣き・笑い・怒りの三人上戸、6段目は嫁入り道具で、7段目にお輿入れ道具と並びます。
関東と関西では左右が逆になることもあるようで、男雛と女雛が地域によっては入れ替わるそうです。
昔の日本では左側が位が高いとされる左方上位の習慣がありました。
ですが、西洋のルールが入ってくるとそれにのっとり、明治頃から皇室では天皇陛下は皇后陛下の右側に立つようになっています。
この背景から、関東は近代のルール、関西は昔のルールで並べることがあるそうです。

3月3日は日曜日なので、一足早く1日にひな祭りレクを企画しています。
なかなか北海道の春はまだ遠いですが、寒さに負けずに楽しめるように色々計画しています。
その様子も後日お知らせ出来たらと思っています。

デイケアつむぎでは、随時見学を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。