つむぎ便り

春が近づいてきました

今日は吹雪ですが、2月も残りわずかとなり、暦の上ではもうすぐ春です。
今日から1週間、デイケアつむぎでは、雛飾りの制作をしています。

スタッフお手製のキットを使って顔を書いたり、飾りを貼ったりして、みなさん楽しく作ってくれました。
のりで貼る作業よりも、顔を書くのにみなさん悩んでいらっしゃったようです。
その甲斐もあって、個性あふれるお雛様が完成しました。
今日は男性の利用者様もいらっしゃいましたが、男女関係なく楽しんでいただけたようです。

作品はお持ち帰りいただいて、おうちでも桃の節句の飾りに加えていただけたらうれしいです。
明日以降もたくさんのかわいい雛飾りを見られるとスタッフも楽しみにしています。

☆ひな祭り豆知識☆
桃の節句は、五節句と呼ばれる行事のうちのひとつです。

  • ・1月7日…人日(じんじつ)の節句
  • ・3月3日…桃の節句または上巳(じょうし・じょうみ)の節句
  • ・5月5日…端午(たんご)の節句
  • ・7月7日…七夕の節句
  • ・9月9日…重陽(ちょうよう)の節句

五節句の日取りはすべて奇数ですが、これは節句が中国から伝わった行事であることが関係しています。中国では古くから3月3日のように奇数が多く重なる日は不吉とされ、厄ばらいをするための儀式として節句を行っていたことが理由です。
日本では、平安時代ですが、ひな祭りの形ができたのは室町時代の後期のようです。
このころはヒトガタを川に流していた流しびなの習慣と、貴族のひな遊びが結びついてひな祭りが誕生しました。
室町から江戸、明治と時代の移り変わりに合わせて雛人形は進化して立派な姿になっていきます。
雛人形は宮中の婚礼を表していて、10人飾りや15人飾りなど、華やかな結婚式の雰囲気です。
ひな祭りのお吸い物に入れるハマグリは、「貝合わせ」という遊びにも使われるように、対の貝同士のみがぴったりと合うことから、仲睦まじい夫婦の象徴とされてきました。
ひし餅は上から-白-の順で、桃色は桃の花白色は雪緑色は草萌える大地を表すそうです。
まだ肌寒い雪が残る時期に春の訪れを感じさせる桃の花や草が芽吹いている様子を表しています。

デイケアつむぎでは、見学を随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。